「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から43年前の1982年7月29日、現在のマツダ、当時の東洋工業の「ファミリア」が生産台数100万台を達成しました。
宇品工場で行われた達成記念式典では吹奏楽団が奏でるファンファーレの中、ツートンカラーに塗られた100万台目のファミリアがスクリーンを破って登場し、訪れた参列者から祝福を受けていました。
東洋工業の5代目ファミリアは1980年5月に生産を始めてからわずか2年3ヶ月で生産100万台を達成しました。
ファミリアシリーズの歴史は、今から61年前にさかのぼります。
マツダが、商業用のトラックメーカーから総合自動車メーカーへの脱皮を目指し、その旗振り役として登場させたのが初代「ファミリア」でした。
イタリア語で家族を意味する名前には、「家族そろってドライブを」という車への思いが込められていました。
1980年に生まれ変わった5代目ファミリアはオイルショック以降、低迷する自動車界に旋風を巻き起こし、「赤のXG」は、若者に絶大な人気を博し、一世を風靡しました。
(メモ)
マツダの主力車種ファミリアは1996年に国内生産1000万台を達成しました。