「東北を元気にしたい」意欲語っていた局長が…

7月1日に着任したばかりの仙台国税局長が、わずか3週間あまりで離任していたことがわかった。国税当局の人事としては異例の対応で、理由は明らかにされていない。

仙台国税局長を務めていたのは、馬場健氏。7月15日に行われた着任会見では、次のように意欲を語っていた。

馬場健氏:
「東北を元気にしたい。2つ目は税金への理解を深めたい。3つ目は本業ですが、円滑な申告・納税環境を整えたい」

馬場氏は奈良県出身の58歳。1990年に旧大蔵省に入省し、東日本大震災の復興予算調整などに携わってきた経歴を持つ。仙台国税局長には7月1日付で着任したが、28日付で国税庁長官官房付となり、異動となった。

仙台国税局は取材に対し、「人事についての詳細は答えられない」とコメント。今回の異動が公務上の事情によるものか、あるいは私的な理由によるものかは明かしていない。

後任の局長はまだ決まっておらず、当面は松井誠二総務部長が代理を務めるという。

仙台放送
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