福岡県大牟田市の化学工場から塩素系のガスが漏れ、周辺住民などが体調不良を訴えた事故で、工場内の配管に穴が開いていたことが分かりました。

大牟田市にある三井化学の工場内から27日夕方、塩素系のガスが敷地外に漏れ出し、会社側のまとめでは周辺住民や対応に当たった警察や消防隊員など82人が体調不良を訴え病院で手当てを受けました。

三井化学は28日に会見を開き、冒頭、「多くの方々にご心配ご迷惑をおかけいたしました。ここに深くお詫び申し上げます」と陳謝しました。

また、自動車のシートなどに使われるウレタンの原料を作るプラントからガスが漏れ出し、ステンレス製の配管に穴が開いていたことを明らかにしました。

6月の点検では異常は確認されていなかったということで、三井化学は対策本部を設置し配管に穴が開いた原因を詳しく調べる方針です。

テレビ西日本
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