7月28日、仙台では今年7日目の猛暑日となり、年間の猛暑日最多記録に並びました。また、大崎市の鳴子ダムでは、深刻な水不足に陥っています。
高気圧に覆われ、28日も宮城県内は晴れて、厳しい暑さに見舞われました。最高気温は米山と蔵王で36.5度、仙台で35.7度など、県内14の観測地点で35度以上の猛暑日になりました。
仙台は、28日で今年7日目の猛暑日となり、おととし記録された、年間の猛暑日日数の最多記録に並びました。
こうした異例の暑さに加え、雨の少なさが深刻です。
大崎市にある鳴子ダムでは、この時期、例年であれば78パーセントほどある貯水率が、午後5時の時点でわずか1.5パーセント。29日未明には、0パーセントになる見通しだということです。
こうした事態を受け、東北地方整備局は、通常は使わない最低水位以下の水を、農業用水として、29日、緊急放流します。
県全体のダム貯水率も57.4パーセントで、この時期の平均を25パーセントほど下回っています。(28日午後5時時点)
貯水率の低下は稲の生育がピークを迎える8月下旬まで続くとみられていて、県は28日、緊急で、農業用水に関する相談窓口を設置しました。