東北電力が女川原発の敷地内で設置を計画している、乾式貯蔵施設について、女川町などは7月29日に設置を了解しました。
女川町役場では29日、須田町長が女川原子力発電所の諸井所長に対し、使用済み核燃料を保管する乾式貯蔵施設の設置を了解する文書を手渡しました。
東北電力が設置を計画している乾式貯蔵施設とは、女川原発2号機で使用され、燃料プールで冷やされた使用済み核燃料を、空気の流れで冷却しながら一時的に保管する施設です。
女川原発2号機の燃料プールは、去年の再稼働から4年ほどで貯蔵容量の上限に達する見込みで、乾式貯蔵施設の設置により、13年長く使用済核燃料を施設内で貯蔵できるということです。
29日は県と石巻市も、女川町と同様に設置を了解しました。
東北電力は着工を来年5月、運用開始を2028年3月と見込んでいます。