26日、佐賀県の九州電力玄海原子力発電所に、ドローンとみられる飛来物が侵入しているのが確認されたのを受け、九州電力川内原発では監視を強化して警戒警備を行っています。

原子力規制委員会によりますと、26日午後9時ごろ、佐賀県の九州電力・玄海原子力発電所の構内で、外部から侵入したとみられる3つの光が確認され、九州電力から原発の運転に影響を及ぼす恐れがある「核物質防護情報」の通報を受けました。

飛来物はドローンと思われ、その後姿を消し、機体は発見されておらず、佐賀県警が情報収集を進めていて、原発の設備や外部環境への影響はないということです。

原発への飛来物の侵入という異例の事態が起きたことを受け、九州電力では詳細は公表できないとしながらも川内原発について、従来よりも監視を強化する警戒警備が図られるとしています。

また、塩田知事は、28日の会見で、九州電力と国にドローン対策の再確認などを求めました。

塩田知事
「様子を見て何か動きがおかしければ何らか対応するということなのか、色々と手の内を明かしていいのかどうかとか色々あるのかもしれないとニュースを見て思った。原発の安定的な運転に影響がないような施設の対策、これまでも検討されていると思うが、そういった部分の再確認もしてもらえたら」

鹿児島テレビ
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