被爆直後のナガサキの街のようすを収めた写真の展覧会が、長崎市で開かれています。
AIを使ってモノクロをカラーにした写真も展示されています。
長崎市の市立図書館で開かれている「被爆80年ナガサキ原爆写真展」です。
原爆の悲惨さと被爆の実相を知ってもらおうと、被爆直後の長崎の街並みや人々の様子を写した写真など約60点が展示されています。
こちらはモノクロで撮られた「香焼島から見たきのこ雲」の写真を、AIの技術でカラー化したものです。
細部まで色が入ることで立体感が増して見え、原爆の恐ろしさがより際立つように感じられます。
会場では小学生から大学生の約60人がガイドをボランティアで担っていて、来場者に写真の説明をしています。
純心女子高校3年 山下詩桜さん
「ここの色とここの色が違うのが分かると思うが」
「米軍から目立たないようにするために黒く塗られていた」
「被害を受けたことしか知らない人が多いと思うので、どんなところでどういう被害があったかをより詳しく知ってもらったり、どういう背景があったかを知ってもらいたい」
写真展の開催は8月4日までで、入場は無料です。(29日は休館日)