参議院選挙の大敗を受け、自民党の両院議員懇談会が開かれています。

石破総理は会の中で、参院選での大敗について謝罪し、続投の方針について説明しました。

関西でも奈良県連が「党の刷新」、兵庫県連が「けじめ」を求める姿勢を示す中、石破総理の進退はどうなるのでしょうか。


■石破総理、参院選の大敗を謝罪するも続投に理解求める

28日、午後3時半から自民党本部で開かれている両院議員懇談会は28日午後5時過ぎ時点でも続いていました。

【石破茂総理】「多くの同志の皆様が議席を失うことになりました。深く心からお詫びを申し上げます。決して政治空白を生むことがないよう、我々自由民主党が国民の皆さまの信頼を回復し、国家国民の将来のため、世界のために責任を果たし、それを実現すべく皆様方の多くのご意見を受け賜る場にしたい」

冒頭、参院選の大敗について謝罪した石破総理。

一方で、日本とアメリカの関税交渉について「合意の着実な実行に全力を尽くしたい」と述べるなど続投に理解を求めました。


■森山幹事長は辞任の可能性を示唆

一方、森山幹事長は参院選の敗北について、8月中に報告書をまとめると話し、「まとまった段階で幹事長としての責任について明らかにしたい」と述べ、辞任する可能性を示唆しました。

■大阪府連の青山会長、引責辞任を正式表明

参院選の結果をめぐっては関西でも、自民党奈良県連や兵庫県連が党本部に「党の刷新」や「けじめ」を求めています。

また、大阪府連は、27日、全体会議を開き、青山繁晴会長が引責辞任を正式に表明した一方、石破総理の退陣要求については結論を見送りました。


■「政策遂行能力がない与党は国民にとってプラスじゃない」と維新・吉村代表

こうした中、日本維新の会の吉村洋文代表は…

【日本維新の会 吉村代表】「政策を推進していく力、実行していく力はもうなくなっていると思います。政策遂行能力がなくなった与党というのは国民にとってプラスじゃない」

(関西テレビ「newsランナー」2025年7月28日放送)

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