国民民主党の古川代表代行は27日、「選挙結果は参院が与党過半数割れになったということだが、わずか3議席だ」と指摘した上で、「与党会派が(無所属議員などを)かき集めて過半数とっているかもしれない」と警戒感を示した。
フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演した古川氏は、ガソリン税の暫定税率を廃止するための法案の見通しについて問われた際、参院選後の与野党の勢力に言及。
古川氏は、「選挙結果は参院が与党過半数割れになったということだが、わずか3議席だ。野党側で過半数をとれるかどうかは、まだわからない」と述べた。
そして、「与党会派が(無所属議員などを)かき集めて過半数とっているかもしれない」として、与党側の“多数派工作”への警戒感を示した。
一方、ガソリン暫定税率の廃止については、「野党も結果を出すことが今、大事なことだと思う、(法案を)出したけれども廃案でしたというのではいけない」として、「参院も確実に通るという状況が確認できないのに強引にやると結局、また廃案になるので、慎重に見極めていきたい」と述べた。
6月に閉会した通常国会では、暫定税率の廃止法案が衆院で野党の賛成多数で可決されたものの、与党が過半数を維持していた参議院で採決されず廃案となっている。