8月9日の長崎原爆の日を前に、長崎市の平和公園で26日、「平和の泉」の清掃が行われました。
平和の泉の清掃は、労働組合の連合長崎がこの時期に毎年行っていて、組合員とその家族など約100人が集まりました。
長崎市は、26日午前、30度を超える厳しい暑さとなり、参加者は汗をぬぐいながらブラシやたわしを使い、底にたまっていた泥やコケを丁寧に落としました。
親子で初参加
「なかなか子どもたちもこういう機会がなかったので、80年の節目を機に取り組んでみようと参加した」
「ウクライナとロシアの問題もあるし、世界の平和がずっと続くようにと思いながら清掃している」
平和の泉は原爆投下直後、水を求めて亡くなった犠牲者の追悼と世界平和を願って、
1969年に建設されました。
設置から56年が経ち、ところどころで劣化も進んでいて、市では、8月9日の前までには修繕するとしています。
きれいになった平和の泉の水は、8月9日の平和祈念式典で捧げられます。