海のない勝山市で2024年に誕生したブランド魚「勝山やまのサーモン」が25日、今年初めて水揚げされました。白山から流れる清らかな水だけで養殖されたサーモンは食感も味わいも上々です。
       
勝山市観光まちづくり会社と勝山淡水漁業生産組合は、淡水だけで育てたサーモンを新たな特産にしようと、2022年12月からサーモンの養殖を始め、2024年6月にブランド魚「勝山やまのサーモン」を発表しました。
  
25日は、卵から育てて1年半で、体長約50センチ、重さ約2.5キロに成長したサーモンが出荷用のいけすに移されました。
  
白山から流れる豊かな水で養殖されたやまのサーモンは、魚が泳ぎ続けられるよう八角形のいけすで育てられていて、運動量の多さから身の締まったうまみのあるサーモンに仕上がるということです。
  
勝山淡水漁業生産組合の北川組合長は「肌の具合もいいし、元気に泳いでいる。先日、身を確認したら鮮やかなサーモンピンクの色をしていたので間違いなくおいしいと思う。勝山に行けば『勝山やまのサーモン』があって、おいしいよと言われるようにやっていきたい」と笑顔で話します。
   
今年は前年の倍にあたる約1100匹の出荷を予定していて、勝山市を中心に飲食店やスーパー20店舗ほどで販売されるということです。

福井テレビ
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