フランスのマクロン大統領が9月にパレスチナを国家として承認すると発表しました。
承認すればG7(主要7カ国)で初めてです。
マクロン大統領は24日、パレスチナ自治政府のアッバス議長に宛てた書簡をSNSで公開し、パレスチナを国家として承認すると表明しました。
9月の国連総会で正式に発表するということです。
書簡の中でマクロン大統領は、「イスラエルとパレスチナが平和的に共存する『二国家解決』の実現に向けて、引き続き努力する」と表明し、「この解決策が双方の願いに応える唯一の道」だと強調しました。
これに対し、イスラエルのネタニヤフ首相は声明を発表し「このような動きはテロを助長する」と指摘し、「イスラエルを殲滅するための足掛かりとなるもので、イスラエルと平和的に共存するためのものではない」と非難しています。
パレスチナは、これまでに140を超える国が国家として承認する一方、日本やアメリカ、イギリスなどは承認を見送っていて、フランスが承認すればG7では初めてです。