富山市に住む80代の男性が警察官などをかたる特殊詐欺の被害に遭いました。

男性のもとにははじめに自動音声の電話があり、警察が同様の手口の詐欺に注意を呼び掛けています。

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今月3日、富山市の80代の男性宅に自動音声で「誰かがあなた名義の携帯電話を契約しています」と電話がありました。

自動音声は「身に覚えのない場合は1を押してください」と続き、男性が1を押すと警視庁を名乗る男とつながり、男は「薬物売買や詐欺グループの捜査中」と説明し、「調査のため」と通帳やキャッシュカードを預かりたいとして男性から暗証番号を聞き出しました。

その後、男性が指示された通りに自宅周辺に置いた通帳とカードが何者かに持ち去られ、預金していた66万円が引き出される被害に遭いました。

県警は自動音声を使った特殊詐欺の手口について「犯罪と関係のない電話と思うかもしれないが、他の特殊詐欺と同様に一度電話を切って家族や警察に相談するなどの対応をとってほしい」呼びかけています。

富山テレビ
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