トルコで山火事が強風で隣の町まで広がり、炎の竜巻が発生した。航空機やヘリコプター、消防車など約200台を動員し800人以上が消火活動にあたっているが、強風の影響で難航している。
「炎の竜巻」も発生…消防車も炎に襲われる
山火事の現場に入った消防車のフロントガラスが炎に覆われてしまう。

撮影されたのは、トルコ北西部の街・サカルヤだ。7月20日夕方、山火事が発生し、広い範囲に延焼している。

トルコでは6月29日、第3の都市・イズミルで大規模な山火事が起きたばかりだ。

そして7月20日、またしてもトルコで山火事が発生した。強い風の影響を受けて、サカリヤから隣の町・ビレジックにまで瞬く間に燃え広がった。

現場では、大量の煙と炎が渦を巻いて上昇し、‟炎の竜巻”と呼ばれる「火災旋風」の危険な映像も捉えられた。

現場では、懸命な消火活動が続いている。トルコ当局は、予防措置としてビレジックの4つの村の住民に避難指示を出している。
気温が40℃近くまで上昇…強い風に警戒強める
当局は航空機6機、ヘリコプター12機、消防車など195台を動員し、800人以上が消火活動にあたっている。

現場では、消火活動中に炎に巻き込まれたトラクターや車を、ショベルカーで救出する様子も見られた。
また、22日も強い風に煽られ、山火事が再び勢いを増すなど、消火活動は難航している。

これまでのところ負傷者はいないとしているが、23日も気温は40度近くまで上昇し、一時的に強い風が吹くとの予測もあり、さらなる山火事の発生に警戒を強めている。
(「イット!」7月23日放送より)
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