南砺市で廃棄物から水素を生成して売電を目指すプラントの実証実験が始まることになり22日、南砺市が企業側と連携協定書を締結しました。

締結式は南砺市役所で行われ田中幹夫市長が実証実験を行う東京のIOTECHWORKS-H2の西川明秀CEOと協定を交わしました。

この協定は持続可能な循環型社会の構築を目指し、南砺市の西部清掃センター跡地を活用し、BIOTECHWORKS-H2が総事業費30億円をかけ廃棄物を燃料に水素を作り出し燃料電池による発電を行うプラントを建設するというものです。

協定書では南砺市はプラントを建設する場所と発電する燃料として市内で剪定して出た木の枝などの廃棄物を提供するとしています。

西川明秀CEOによりますとこの会社では廃棄物から水素を取り出し発電まで一連で行うのは初めてで、一日の発電量は1万2000KWhを目指し地域における脱炭素の推進や水素生成事業の実装に向けた検証ができるとしています。

*BIOTECHWORKS-H2 西川明秀CEO
「昔、映画にありましたが40年経ってもまだできていない(技術)。この夢をかなえていくのは、私がやるべきことだと思う。そして南砺から日本中に広まり、世界を変えていく。ごみがエネルギーになる時代を作っていけたら」

南砺市は実証実験を行う会社と連携を深めて持続可能な地域を作っていきたいとしています。

富山テレビ
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