医師や患者の負担軽減が期待される手術ロボット。
その最新型を使った国内初のがん手術が、大阪市内の病院で行われました。
■国内初 ロボットで「大腸がん切除」
医師が遠隔で操作するのは、最新型の手術ロボット「ダビンチ5」
手と足を使って4本のアームを動かしていきます。
22日に行われたのは、国内で初めてとなるダビンチ5を使った大腸がんを切除する手術。
このロボットは、従来型のダビンチよりも内臓や血管にかかる圧力を医師がよりリアルに感じられるため、患者の体を傷つけるリスクを下げられるといいます。
■患者の体に「優しい手術」が実現
そして、手術開始からおよそ2時間後。
―切りますよー
無事、腫瘍を摘出でき手術は成功しました。
【大阪けいさつ病院 竹政伊知朗院長補佐】「ほとんど出血はゼロccに近い形で手術は終わっているので、優しく手術できたと思う。自分のリアルな感覚をそのまま機械が再現するので適切に手術ができるだろうし、期待感を感じることができた」
23日は「ダビンチ5」を使った胃がんの手術を予定していて「今後、他の多くの手術にも活用したい」としています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年7月22日放送)