与党が大敗した参議院議員選挙から2日。
「石破おろし」の動きが広がるかが注目されています。
兵庫県と京都では22日、当選者に当選証書が手渡されました。
兵庫県庁では、前明石市長で無所属の泉房穂さんと公明党の高橋光男さんが選挙管理委員会から当選証書を受け取りました。
また、京都市でも、京都選挙区で日本維新の会として初めての議席を獲得した新実彰平さんが証書を受け取りました。
今回の参院選では、自公で47議席と大幅に議席を減らし、過半数を超えられずに大敗しましたが、石破総理は続投を表明しています。
【日本維新の会・新実彰平さん】「(選挙結果は)政権に信任を与えないと明確に意思表示をしていると思います。続けるとおっしゃるのであれば、その総理と向き合って、どうすれば政策を実現できるのかを真摯に考えていきたい」
自民党内からは不満がくすぶり、総裁選の前倒しを求める「リコール」の署名活動に向けた水面下の動きなどが出ていて、今後、与党内で「石破おろし」の動きが広がるかが焦点となっています。
【公明党・高橋光男さん】「(石破首相は)初日に尼崎での応援演説に来てくださいました」
(Qその方が責任が問われていることは残念?)
【公明党・高橋光男さん】「そういったことを私が申し上げるのは、行き過ぎではないかと思います。(自公の)固い結束が今ほど求められることはないと思っています」
一方、選挙後初めての取引となった東京株式市場では、結果が予想の範囲内にとどまったという受け止めから、一時、4万円台を回復しました。
ただ、減税を訴える野党が議席を増やしたことで、政治情勢をにらんだ神経質な値動きが続きそうです。
(関西テレビ「newsランナー」2025年7月22日放送)