犯罪により娘を亡くした男性が、現役の警察官に犯罪被害者遺族の心の痛みや支援の大切さを語る講演会が、9日八代警察署でありました。

この講演会は、警察改革と不祥事の根絶を目指す7月13日の警察刷新の日に合わせ、現役の警察官に犯罪被害者の遺族が受けた心の痛みや遺族を支援する大切さを知ってもらおうと開かれたものです。

八代警察署で開かれた講演会には署員約50人が参加、2003年9月に熊本市で当時20歳の大学生の娘を殺害された米村州弘さんが講師として招かれ、事件発生からこれまでを振り返りながら遺族の苦しみや葛藤を話しました。

そのうえで「被害者遺族を守るためにも警察官としての職責の重みと、志を同じくする同僚との関係を大切にしてほしい」と訴えました。

【米村さん講演】
「どんなことがあっても犯人を捕まえて、遺族の前に連れて行ってください。それが、せめてもの残された遺族の心が休まる瞬間だと思いますので」

テレビ熊本
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