参院選で躍進した国民民主党の玉木代表は21日、FNNの単独取材に応じ、石破首相の続投に疑問を呈し、今後の政権運営には協力できないとの考えを示した。

玉木氏は年収の壁の178万円への引き上げやガソリン税の暫定税率廃止について、「約束したにも関わらず、事実上反故にしている。約束を守らない政権とは協力できないというのが私たちの基本だ」と強調した。

そして、自民・公明両党が参院選で大敗したことについて、「衆院だけではなく参院でも基本的にはノーを突きつけられている。信任を得ていない政権を続けようとすることについて、まず自民党内でどう考えているのか」と疑問を呈した。

さらに「まずは自民党、与党内での判断や政局が当然起きてくる。まずはそこを見定めたい」との考えを示した。

一方、石破内閣に対する不信任決議案の扱いについて、「野党第一党の立憲民主党がどう判断するか。出すか出さないか、出すとしたらどういう戦略なのか、よくコミュニケーションしてみたい」と述べた。

また、首相指名選挙になった場合、党としての対応については、「基本は玉木雄一郎と書くことになると思う」と強調した。