皆さんは「吃音(きつおん)」という発話障害を知っていますか?

映像作品「THE BRAVE」:
吃音とは、言葉がスムーズに話せない、文章をすらすら読めない症状のことで吃音には「連発」「難発」「伸発」の3種類があります。
連発とは・・・カ・カ・カラスのように、最初の音を繰り返してしまうことです。難発とは・・・ッッカラスのように、最初の音が出にくいことです。伸発とは・・・カーラスのように、音を伸ばしてしまうことです。

これは、吃音と向き合う人の実体験を描いた映像作品です。脚本を手がけ、主人公を演じたのは、池岡大燿さん(14)。

池岡大燿さん:
この…カ行と…タ行が苦手で…。

自身も吃音の症状を抱える中学3年生です。

池岡大燿さん:
僕は小さい頃から吃音があります。小学生の頃はよく真似をされたりしました。でも、僕は人と話す事が好きだし、傷ついても人と接したい。

小さい頃から人と話す事が好きだったという池岡さん。
中学校では放送部に入部し、“吃音がある自分だからこそできる表現がある”と部員と共に吃音を描いた作品を作ったんです。

池岡大燿さん:
吃音をもって、嫌な思いをしている人たちがいっぱい世界中にもいるから、吃音のことを皆さんに知ってもらえたらいいなと思います。

 “吃音への理解を深めたい”
その思いで池岡さんは、吃音と向き合いながら言葉を届け続けます。

池岡大燿さん:
吃音が出ちゃう悔しさとか、苦しかったし、そういう人たちの気持ちもわかるからこそ、自分のことを話すことを諦めないで」というのを伝えたいと思います。

吃音に理解のある世の中になりますように。言葉を届け続ける池岡さんの活動はあすも続きます。

(イット!7月4日放送より)