子ども達の前に現れたのは、真っ赤なヒーロー「イバライガー」。
イバライガー:
好き嫌いせずに何でも食べられているかな?
およそ20年間、地域に寄り添い続けている茨城県のご当地ヒーローです。
卯都木 睦さん:
自分を信じて諦めなきゃ必ず道は切り開ける。そういうことをヒーローを通して教えたいなと思った。
“自身の生きざまで子ども達に勇気を与えたい”と初代イバライガーとして活動している卯都木睦(うつぎ・あつし)さん。
実は、数々の苦難から這い上がってきた“不屈のヒーロー”なんです。
卯都木 睦さん:
会社経営で取引している輸入業者の商社に、仕入代金を全て渡してそのまま計画倒産されて、会社が潰れちゃったんですよね。
取引先に騙され、30代で抱えた借金は1億円。命を絶つ寸前まで追い込まれてしまったといいます。
さらに、その6年後には・・・
卯都木 睦さん:
ボランティアで10年くらいいたお姉さんがいて、そのお母さんから手紙がきて『亡くなりました』と書いてあった。
度重なる卯都木さんへの試練。
それでも“絶望を味わったからこそ届けられる希望がある”と18年間休むことなく、子ども達の前に立ち続けているのです。
卯都木 睦さん:
僕の場合、全速力で18年間突っ走ってきたというだけで後から人がついてきて…。中身なんてぶっちゃけただのおじさんですから。可能性がある人たちじゃない?子供達って。
後ろからこうポーンと背中を押してあげる。そういう役目だね、ヒーローは。
希望がみんなに届きますように。卯都木さんのヒーロー活動はあすも続きます。
(イット!6月18日放送より)