参院選は7月20日、投開票が行われ、徳島・高知選挙区では野党の支援を受けた現職の広田一さん(56)=無所属=が当選確実となりました。
“事実上の与野党対決”に敗れた自民の新人・大石宗さん(44)=公明推薦=が支持者を前に敗戦の弁を語りました。
大石宗さん:
皆さんにまずは心からの感謝を申し上げなければならないと思っています。
2月から活動を始めまして、たすきを確か2つ作りまして、1つ目はもうボロボロで使えない状態で、これが2つ目でありますけれども、これもボロボロになっています。
徳島県、高知県ずっと回ってまいりました。初めて行く所もあった。そういった所の中で、今日おいでの皆様のお一人お一人の顔を見ると、一緒になって汗をかいていただいた。
草の根の皆様方の力で今日ここまで走ってこれたことは、私にとっても大きな誇りであります。だからこそ是非とも胸を張っていただきたい。まずは本当に心からの感謝を申し上げたい。今日まで本当にありがとうございました。
今日も8時0分に当確が出るということで、負ける時も負けっぷりが良くなければならないと思います。
これほど見事に敗戦をしたのは、『負けに不思議の負けなし』と言いますけれども、ひとえに私の力不足であります。
たくさんの皆様に応援していただいた期待。さまざまな立場があっても、いろんなリスクを冒してでも私のために一歩踏み出していただいた皆様方の期待に応えることができなかった。これは本当に私自身の責任であります。
一方で、この日本の国を守らないといけない、あるいは地方を守らないといけない、こういうことで最前線で命をかけてお仕事をされておられる、故郷を守ろうという思いで奮闘されておられる皆様方と一緒に戦えた。一緒に色々なことを語ってくることができた。これは私にとっても大きな財産でありますし、これからの未来にとっての希望になったと思います。
“天候”というのは、なかなか自分でコントロールできない。こういうこともあります。だけれども私は思うんです。実力のある者は必ずまた仕事をできると。
私のことではありません。今日おいでの皆様方と一緒に、これから大事なことは、気持ちよく負けたわけですから、これをよすがにして次の第一歩にしていく。私の敗戦をそういう風に捉えていただくと、それが一番私にとってもうれしいことであります。
今日から始まる、皆様との第一歩に期待をして、そして全てのことに感謝をして、私からのお礼のご挨拶とさせていただきます。皆様と一緒に戦うことができて本当に光栄でした。どうもありがとうございました。