参院選は7月20日、投開票が行われ、徳島・高知選挙区では現職の広田一さん(56)=無所属=が当選確実となりました。
広田さんに敗れた参政党の新人・金城幹泰さん(43)は報道陣に対して敗戦の弁を述べました。
金城幹泰さん:
この結果につきましては重く受け止めておりますが、一方で東京の方でさや候補の当確も打たれました。
参院選に入っていくタイミングで強い追い風を受けながらの戦いとなりましたので、私たちの思いと政策をこれまで以上に有権者の皆さんにお伝えするという意味では、われわれが思っていた以上の成果が出せている。
私たち参政党は、まず理念がありまして日本の国益を守って世界に大調和を生むという理念。それから今回の参院選も、日本人ファーストを掲げて戦ってきました。
われわれは投票したい政党が既存政党になかったんですね。応援したい、未来を託したいと思えるような政党がなかった。だから自分たちでゼロからつくりましょうと言って立ち上げた。
本当に一般の国民が参加型で立ち上げた政党ですから、われわれの理念が、国民の皆さん、有権者の皆さんに少しずつ浸透していったのかなと受け止めています。
われわれの戦いはこれで終わりではありませんから、次はさらに先を見据えて、どういった形で展開していくのか。衆院選も、もしかしたら近々あるかもしれないですから。
それと同時に地方選挙も四国全体のことも視野に入れながら、そういったことも考えていきたいと、戦っていきたいと、準備をしていきたい。
参政党は、お金もないですし、組織としても大きい政党と比べたらまだまだ不十分なところもたくさんあるんです。お金がないので、みんなが自分の時間、労力を投げ打って選挙に参加してくださって、戦っております。
仲間たちの思いが自分に集まってきている、背中に重くかかってきているのは感じながら活動してきました。そういった感謝の気持ちが今は一番強いですかね、組織に対しては。
有権者の皆さんが『自分たちが政治に参加しても意味がないんじゃないか』、あるいは『自分たちには政治はあまり関係ないんじゃないか』、もしくは、あきらめの気持ち、もう駄目だと、政治は変わらないんだと。そのどれかではないかとわれわれは考えているんです。でも本当はそうじゃないですよね。国民が、有権者が政治に参加をして投票率を上げていけば政治は絶対変わりますから、ここを強く訴えていきたいです。
今回は経済が争点になっていたと思うんですけど、日本人のわれわれの暮らしが目に見えて悪くなってきていますから、これどうにかしましょうと。これは全部政治から来てますよね。ですから政治を変えることによって、いま目の前にある、われわれが困っている、この暮らしの部分、ここ変わってきますよねと。ここを強く訴えていきたい。