20日が投開票の参議院議員選挙。大分選挙区には、5人が立候補しています。選挙戦は最終盤に突入していますが、それぞれの候補は各地を奔走し、最後まで支持拡大を図っています。


参院選大分選挙区に立候補したのは、届け出順に

自民党 現職の白坂 亜紀候補(58)
参政党 新人の野中 しんすけ候補(38)
政治団体「日本誠真会」新人の安倍 正雄候補(46)
政治団体「NHK党」新人の二宮 大造候補(54)
立憲民主党 元職の吉田 忠智候補(69)

以上の5人です。


自民党・現職の白坂亜紀候補です。更なる票の上積みをと、17日訪れたのは竹田市。白坂候補の生まれ故郷です。

◆白坂 亜紀 候補(自民・現 )
「日に日に手を振って声をかけてくれる人も増えているので、手応えはだんだんある」

現職とはいえ当選からまだ2年ほど。知名度向上を課題とする白坂候補は党の国会議員などと連日各地を回り、浸透を図ってきました。

推薦を受けたおよそ130の団体や企業を訪ねて支持固めに奔走。集会や街頭では女性が輝く社会の実現や、地域活性化を訴え無党派層の支持拡大も図ります。

◆白坂 亜紀 候補(自民・現 )
「大分は素晴らしい所だが、このまま体力が落ちていくのではないかと思っているので、しっかりとした地方創生、本気の地方創生を訴えていく。大分のために、また参議院議員として働かせてもらいたいということを訴えたい」

立憲民主党・元職の吉田忠智候補です。17日は選挙カーで由布市を回りながら、沿道の人に駆け寄り、握手や対話を重ねていました。

◆吉田 忠智候補(立憲・元)
「参議院における与野党逆転を果たしてほしい、そうした痛切なお言葉をいただきました」

連合大分加盟の労働組合を主軸とした組織選挙を展開する吉田陣営。

2023年の補欠選挙で白坂候補に僅差で敗れた要因として、組織が1枚岩で活動できなかったことを挙げています。そのため、終盤も気を緩めることなく組織の引き締めを徹底。

物価高対策など暮らしに直結する政策を前面に訴え、無党派層への浸透も図っています。

◆吉田 忠智候補(立憲・元)
「物価高からあなたを守り抜くということを第一義に掲げて、食料品の消費税0%、そして、ガソリンの暫定税率を廃止。中山間地域の農業や暮らしをしっかり守っていく。そうしたことを、さらに強く訴えていきたい」

参政党・新人の野中しんすけ候補です。16日は別府市で個人演説会を開き、さらなる支持拡大に取り組みました。

◆野中 しんすけ 候補(参政・新)
「本当に多くの方々から支持をいただいているという実感は持っている」

政党支持率が上昇し、今回の選挙戦の「台風の目」ともいわれる参政党。
そうした追い風の中、野中候補が終盤でも重視しているのが街頭演説です。大票田である大分市を中心に連日10か所ほどでマイクを握り、減税などの政策を訴えています。また、若者たちに向けては投票に行くことで今の政治を変えようと呼び掛けています。

◆野中 しんすけ 候補(参政・新)
「(若い人が)当日、投票に行ってくれれば、大きく大きく参政党の波ができてくるんじゃないかなと。直近の私たちの物価高の対策のためだけではなくて、未来の子供たちや孫たちにつながるような減税の対策をしっかりと訴えていきたい」

このほか、政治団体「NHK党」新人の二宮大造候補はインターネット配信で政策を訴えています。


また、政治団体「日本誠真会」新人の安倍正雄候補は県内各地で街頭演説を行い、支持を呼び掛けています。

テレビ大分
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