選挙を戦う上で、重要なツールと言えるSNS。参院選で大分では5人が立候補していますが、どの陣営も候補者の政策や人柄などを広く訴え、支持獲得につなげようと連日、積極的にSNSで情報を発信しています。
参院選大分選挙区に立候補したのは、届け出順に
自民党 現職の白坂 亜紀候補(58)
参政党 新人の野中 しんすけ候補(38)
政治団体「日本誠真会」新人の安倍 正雄候補(46)
政治団体「NHK党」新人の二宮 大造候補(54)
立憲民主党 元職の吉田 忠智候補(69)
以上の5人です。
自民党の現職・白坂亜紀候補です。支援者に笑顔で挨拶をする様子をSNSを担当するスタッフがスマートフォンで撮影していました。
◆白坂陣営のスタッフ
「応援してくれる皆さんが握手してくれているところを多めに使おうと、気を付けている」
陣営では5人ほどがSNSを担当。支援者との触れ合いや街頭演説の様子を撮影し、わかりやすく編集して、タイムリーに発信することを心がけていて、毎日その日の活動をコンパクトにまとめた動画をアップしています。
陣営ではSNSでの発信を通じて、街頭演説に駆け付けてくれる若者が増えたと感じています。
課題とする知名度向上のため、情報発信に取り組みます。
立憲民主党の元職・吉田忠智候補です。
陣営のスタッフは毎朝、街頭でのあいさつの様子を撮影。候補者のその日の意気込みと合わせて、SNSにアップしています。
◆吉田陣営のスタッフ
「候補者のいろんな考え方、人となりを知っていただく、いい材料になるのではないかと思います」
SNSは党の地方議員など15人ほどで担当し、選挙を支える連合大分も積極的に情報発信しています。
実直に政策を訴えるだけでなく、親しみやすさもアピールする動画をアップしています。
SNSを見た人が候補の似顔絵を描いて送ってくれたり、応援メッセージを寄せてくれたりするそうです。陣営では効果を実感していて、若者など新たな支持層の獲得を目指して情報発信しています。
参政党の新人・野中しんすけ候補です。陣営では候補や党が行う街頭演説について、SNSで積極的に情報発信しています。
候補本人もユーチューバーとして活動していますが、ボランティアスタッフたちもSNSを支えています。それぞれが家事や仕事の合間をぬって撮影や編集をしているということです。
陣営では街頭演説の様子をSNSにアップすると、それを見た人が街頭演説に足を運んでくれるようになり相乗効果があると分析。上向く政党支持率を追い風に、既存の政治に変化を求めるうねりを広げていこうと情報発信に取り組みます。
このほか、政治団体「NHK党」新人の二宮大造候補は、街頭演説は行わず、SNSでの動画配信で政策を訴えています。
また、政治団体「日本誠真会」新人の安倍正雄候補は街頭演説の様子を支援者に撮影してもらい、SNSで発信しています。