20日投開票の参院選。選挙戦の終盤で自民は岸田前首相を、立憲は泉前代表を大分に送り込むなどテコ入れを図っています。
参院選大分選挙区に立候補したのは、届け出順に
自民党 現職の白坂 亜紀候補(58)
参政党 新人の野中 しんすけ候補(38)
政治団体「日本誠真会」新人の安倍 正雄候補(46)
政治団体「NHK党」新人の二宮 大造候補(54)
立憲民主党 元職の吉田 忠智候補(69)
以上の5人です。
◆自民党・岸田文雄 前首相
「決められる政治を取り戻す第一歩として、 この参議院選挙、ぜひ皆さんの力を、白坂さんに与えていただきますよう、心からお願いを申し上げます」
16日、別府市で行われた自民党の現職・白坂亜紀候補の集会に駆け付けたのは、岸田文雄 前首相です。2023年の補欠選挙の際は現職の首相でしたが、白坂候補の応援のため、選挙期間中に2度も大分を訪れました。
知名度不足を挽回し、僅差で競り勝った当時を引き合いに出して、最終盤に向けて票の上積みを呼びかけました。
◆自民党・岸田文雄 前首相
「2年前は皆さんの力で大逆転を実現しました。ぜひ皆さん今回も奇跡の大逆転、みんなで実現しようではありませんか」
◆立憲民主党・泉健太 前代表
「自民党は皆さんのための政治をやってるんじゃない。自己保身に追われている。それに対して、立憲民主党が議会に風穴を開けて、 政治を変える役割を持ってる、皆さん」
14日、立憲民主党の元職・吉田忠智候補の応援で泉健太前代表が佐伯市での集会に駆け付けました。2023年の補選では「勝てる候補」として、当時、比例代表選出の現職だった吉田候補を大分選挙区に擁立。
しかし、341票差で敗れた苦い経験があります。その雪辱を期すため、最終盤に向けてさらに支持拡大を図ろうと呼びかけました。
◆立憲民主党・泉健太 前代表
「私は何としても、吉田忠智さんを国会に戻さねばならない。1票差でもいい、勝ち切ろうではありませんか、皆さん」
このほか大分選挙区には、参政党・新人の野中しんすけ候補。政治団体「NHK党」新人の二宮大造候補、政治団体「日本誠真会」新人の安倍正雄候補も立候補しています。