参院選は7月20日に投票が行われます。
選挙戦は終盤、各候補は7月17日、票田となる宮崎、延岡、都城でそれぞれ有権者に支持を訴えました。

参政党・新人の滋井邦晃候補は宮崎市で個人演説会を開きました。
党の主張を説明するために開催してきた個人演説会も10回目。
序盤は少なかった聴衆もきのうは約80人。約30分間、支持を訴えました。

(参政 滋井邦晃候補)
「日本人ファースト、日本人を豊かにしていく。日本の皆さんが、若者が将来、希望が持てる、そんな国にしていくために選挙戦を戦っています」

参政党の吉川りな衆議院議員も応援に駆けつけました。

(参政 吉川りな衆議院議員)
「国会の場で訴えるということは、これから先もっともっと必ずやっていきたいと思っているので、ぜひ本当に皆さんのお力を貸していただきたいと思っています」

選挙戦終盤、滋井候補は、有権者の多い地域を中心に回り、支持拡大に奔走しています。
7月17日立憲民主党の新人・山内佳菜子候補の姿は延岡市にありました。
雨も降り出す中、集まった150人を超える聴衆を前に力強くこぶしを握りながら声を張りました。

(立憲 山内佳菜子候補)
「山内佳菜子は、皆さんひとりひとりの生きる尊厳、生きる命に、しっかりとまなざしを向け続けます。いま、それを実現できそうな大きな大きなチャンスが、この参院選で皆さんの前に現れています。山内佳菜子は、このチャンスを絶対に逃したくないんです。激戦で終わらせたくないんです」

街頭演説には立憲民主党の安住淳衆議院議員が応援に駆け付け、裏金問題のけじめをつけなければならないと、語気を強めました。

(立憲 安住淳衆議院議員)
「山内さんの対抗馬、裏金議員は落としてください。この選挙で問われているのは、皆さんが自民党にお灸を据えられるかどうかなんですよ」

渡辺創選挙対策本部長は「自民党は強く、大接戦だ。激戦地・延岡をどちらが制するかで結果が決まる」と述べたうえで、「立憲民主党支持層の9割以上は固められている。外を向いて支持を広げてほしい」と訴えました。

自民党・現職の長峯誠候補は、地元都城市で開いた決起大会で約700人を集めました。
都城市と日南市をつなぐ牛ノ峠バイパスの整備再開など、地元の発展のために取り組むべき課題を訴え、「国会議員は務めた年数がものを言う」と3期目の当選を果たす意義を強調しました。

(自民 長峯誠候補)
「まさにこれからもっと大きな恩返しができる。故郷のために働かさせていただきたい。その一念でございます。『もう選挙行かないつもりだったけど、あたなが言うなら行くわ。長峯ね、わかった』という人はいるはず。そうやってひとりひとり支援の輪を広げていっていただきたい」

長峯候補の決起大会に11回出て、その変化を見てきた自民党県連の古川禎久会長代行は、党が逆風にさらされる中で終盤、勢いが増しているのを感じています。

(自民党県連 古川禎久会長代行)
「熱心に皆さん聞いていただいているなという実感がある。まさに接戦。選挙は最後の追い込みが大事」

長峯候補は7月18日と19日、大票田の宮崎市を中心に遊説します。
自民党にとっての勝負所は衆議院の宮崎1区。
まとまりを欠く組織をなんとか動かそうと最後まで票の掘り起こしを図ります。

NHK党・新人の北川哲平候補は、引き続きSNSへの動画投稿で支持を訴えます。
7月20日の投開票日を含め候補者が宮崎県内に入ることはなく、選挙カーによる街頭活動でNHK党への投票を呼びかけます。

テレビ宮崎
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