テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが特技のイラストを使って天気の豆知識を解説するコーナー。今回は「投票率と天気」についてお伝えする。
3連休の宮崎県内はすっきりしない天気となりそうだ。そんな中、20日の日曜日は参院選の投票日を迎える。そこで今回は「お天気クイズ」から。選挙の投票率が上がりやすい天気は、どんな天気?
雨だと出かける意欲が下がりそうで、逆に晴れていると投票率が上がりやすい! と、思ってしまいがちだが、そうでもないようだ。

ウェザーニューズの見解によると、雨の時は外には出たくないということで、下がりやすいというのはその通り。ただ、晴れると投票ではなく「お出かけ」に行きたくなってしまうようで、こちらも投票率が下がりやすいとのこと。
そしてくもりだと、家にいるのももったいないが、お出かけ先としては行楽じゃなくて、投票がちょうどいいのかなと言われているという。
ただ、私たちの大事な未来を決めることなので、雨だろうが晴れだろうが曇りだろうが、危険さえなければ、ぜひ投票に行っていただきたい。

では、宮崎県の過去の参院選の投票率と天気の関係はどうだったのか?古山予報士が歴史をさかのぼって調べあげたデータを披露した。天気概況の記録が始まってから、期日前投票が始まる前まで、1968年から2001年までのデータを見てみると、大雨が降った1983年はガクッと下がったが、その他の年は、晴れようが雨が降ろうが関係なく、宮崎県民は投票に行っていた。これは素晴らしい結果ではないだろうか!?

19日からの三連休の天気を見てみると、土曜から日曜にかけて雨の降る時間がありそうだ。特に日曜は雨の降る範囲が広くなって、雨脚が強まる時間もありそう。雨の中、投票に行きたくない方は、土曜の晴れ間を狙っていくのをおすすめする。
(テレビ宮崎)