愛媛県内で「セミの鳴き声が少ない」。そう感じる人も多いのではないでしょうか。

県衛生環境研究所の村上裕主任研究員によりますと、実はセミが地上に現われるのは雨上がり。調査で今年のアブラゼミの初めての鳴き声は、東温市で7月9日に聞かれたとしています。今年までの5年間は、7月9日から17日までの間に初めての鳴き声が観測されたといいます。

愛媛県内で梅雨明け後に広い範囲でまとまった雨が降ったのは14日の週から。これから夏の空に大音量が響くのか注目されます。

ただ最近はアブラゼミが少なくクマゼミが増えているとか。またセミの鳴き声には季節感がなくなっているとの指摘も。夏の終わりに鳴くツクツクホウシの鳴き声が、今治市の伯方島で7月上旬に確認されたといいます。

村上主任研究員は「皮膚感覚でこの10年間セミの鳴く時期がずれているのを感じている」と話しています。原因は不明ながら天候の変化が背景にあると見ています。

セミの鳴き声の変化が伝えることを考えてみてもいいかも知れません。

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テレビ愛媛
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