18日の東京・銀座では、電動ファンがついた空調ウェアやターボ機能が付いた小型扇風機など、夏の猛暑を乗り切るアイテムが目につきます。

気象庁は、関東甲信、北陸、東北南部が梅雨明けしたとみられると発表。
梅雨のない北海道を除き、梅雨明けしていない地方は東北北部だけとなりました。

19日からの3連休は、猛暑日に迫る暑さが復活します。

「海の日」の21日は、予想最高気温が35度。
熱中症や水の事故に注意が必要です。

18日の梅雨明け早々、最高気温35.5度の猛暑日となった石川・金沢市。
観光名所「近江町市場」には、夏の風物詩「氷の柱」が設置され、触って涼を感じる人たちの姿が見られました。

山形・鶴岡市の海水浴場では18日が海開き。
夏の到来に子供たちが海を大満喫していました。

“日本一暑い街”として知られる埼玉・熊谷市。
20日からは、“関東の祇園”と呼ばれる「熊谷うちわ祭」が始まります。

祭りの会場では、大きな看板を設置したり、芝刈りをしたりと、暑さの中、人々が準備に追われていました。

作業をする人は「水分補給と空調服を着たり、こまめに休むこととかを考えて仕事をしています」と話しました。

豪華絢爛なだしが街中を練り歩く「熊谷うちわ祭」。
2024年に取材した際には、危険な暑さで体調不良を訴える人たちが。
救急隊員が高齢男性の首元を氷で冷やす様子などが見られました。

20日からの祭り期間中も危険な暑さの見込み。
新たな対策が始まります。

熊谷うちわ祭・折原芳郎さん:
梅雨明けましたよね。これから当日が恐ろしい。基本的に夜になるべく移動する。夜にメインのお祭りを持ってくる構成にした。

一方で、災害をもたらす恐れがある雨が降り続く九州地方。

午後2時過ぎの長崎市内の映像を見ると、眼鏡橋の下を流れる川は激しさを増し、空が薄暗くなるほどの大雨となっていました。

線状降水帯が発生する可能性がある長崎では、このあとも1時間に50mmの非常に激しい雨が降る恐れがあり警戒が必要です。