18日から長崎バスが海外からの旅行客向けに、新しい観光バスツアーを始めました。

日本人だけではなく、海外からの旅行客向けに、あるサービスを取り入れました。

KTN記者
「こちらのバスツアー。バスガイドが喋った言葉がこちらのスマートフォン上に多言語で表示されています。海外の方でも楽しめる工夫がされています」

18日から長崎バスが始めたのは多言語通訳システムを導入した定期観光バスです。

原爆資料館や出島など長崎の観光名所を巡ります。

AIの翻訳機能を活用し、バスガイドの日本語の案内をリアルタイムで英語や中国語など43の言語に翻訳してくれます。

長崎バスではこれまで、要望があれば案内を録音した機械を貸し出していましたが、インバウンド客の増加に合わせ、このシステムを新たに導入しました。

アメリカ人留学生
「私は日本語を勉強しているが、理解するのはとても難しい。他の観光客は日本語を知らないかもしれないので役に立っていると思う」

長崎市には2024年1年間に約81万人の外国人客が訪れていて、前の年の2倍に増えています。

長崎バス観光 石本沙織さん
「これが浸透していけば、海外の方にもっと長崎の色んないいところを発信できていくと思う」

定期観光バスは予約制ですが、空きがあれば当日でも乗車できます。(大人:3500円、小人:1750円)

テレビ長崎
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