島根県民ならわかる「ご当地ネタ」をもとにした「自虐的」なコピーが人気の「島根自虐カレンダー」。
2026年版の制作に向けた準備が始まっていますが、ただ、2025年もある重大なピンチに直面しています。

ミーティングに参加した若者:
なんとなく聞き取れるけど、早口だとなんて言ってるかわからないので、『祖父母の言語がわからない、私はクォーターです』。

祖父母の話す出雲弁が流暢すぎて若者には聞き取れない、島根県民ならよくわかる「世代間」ギャップです。

松江市で行われたミーティングに集まったのは、大学生など県内在住の18歳から20歳までの若者6人。
そしてこの6人を集めた映像クリエイターのFROGMAN(フロッグマン)さん。
島根県のPR役しまねSuper大使を務める「島根の吉田くん」の“生みの親”です。
ミーティングの目的は、「島根自虐カレンダー」16作目となる2026年版の打ち合わせ。
2011年の第1作からの累計販売部数は10万部超え。
島根ならではの「ご当地ネタ」をもとにした「自虐的」なコピーが人気ですが…。

DLE映像クリエイター・FROGMANさん:
ぼくらはもう無理です(笑)。いやもう本当に。考えて考えて『あれ?これ前やったやつだったかな』と堂々巡りで。

これまで、吉田くんとFROGMANさんを中心にコピーを考えてきましたが、「ネタ枯れ」のピンチに陥っていました。

すでに2024年には…。

櫃田優果記者:(2024年当時)
今回で15作目となるこの自虐のカレンダー。表紙には『もう自虐が尽きた。』と書いてあります。

そこで頼ったのは、高校生たち。若者目線のアイデアを取り入れました。

「猫の手よりも柴犬の手を借りている空港がある」

「スタバに行くのは異世界旅行」

高校生とのコラボは大成功。2026年版も、吉田くんが所属する「鷹の爪団」結成20周年にちなんで20歳前後の若者のアイデアに頼ることにしました。

DLE映像クリエイター・FROGMANさん:
地元の人の自虐がけっこういいんですよね。島根愛があって、愛がないと自虐はできない。

若者の「地元愛」と「発想」に期待です。

ミーティングに参加した若者:
子どものころから(鷹の爪団を)よく見ていたので、イベントに関われて貴重な体験だと思ってます。

ミーティングに参加した若者:
秘密結社鷹の爪自体が大好きで、(きょう)お話をして、これ当たり前じゃなかったと知ることができて楽しかったです。

ミーティングに参加した若者:
このような形でプロジェクトに参加できてとっても楽しいです。全国に島根県の面白さや魅力が伝わればいいなと思ってます。

2026年版の「島根自虐カレンダー」は、10月から販売される予定です。

TSKさんいん中央テレビ
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