お揃いの白い衣装に身を包んだ2人組。
これは、去年から始まった“特別なファッションショー”です。
モデルを務めるのは、「現役の介護職員」と「施設を利用する高齢者の方たち」。
高齢者「いい思い出ね」
介護職員「いい思い出ですよ。こうやって2人でね」
高齢者「あははは。素敵~(ピース)」
KAiGO PRiDE マンジョットさん「介護職は大変なところもあるけど、そうじゃないところもたくさんあるんだよという事を、真実を伝えたくて」
“キラキラした笑顔とファッションで介護職の魅力を伝えたい”
その思いでショーを開催しているのは、日本在住38年、インド出身のマンジョット・ベディさんです。
KAiGO PRiDE マンジョットさん「介護職はものすごくプロフェッショナルな仕事のはずなんだけどどうしても低く見られてるところはクリエイティブな力で変えられないかなと。
介護職のイメージを変えていきたい」
17歳で日本にやってきたマンジョットさんは、日本の介護現場を見た時、衝撃を受けたそうです。
KAiGO PRiDE マンジョットさん「ものすごく笑顔で仕事をしていた。私が思うのは『日本の介護は世界一』だと思っている。
相手のことを思う気持ち、相手のことを考える力。日本人って、そういうところものすごい、世界一得意ですよね」
そんな介護の魅力を伝え、人手不足を解消するため、これまで全国8カ所で“介護ファッションショー”を開催してきました。
KAiGO PRiDE マンジョットさん「日本に恩返しみたいな気持ちかな。次の世代のために、次の日本のためにこれからの若者たちのために、今と違った日本を作れないのかなと。
小さな波紋なんですが、全国で広がっていくとハッピーな日本を作れるんじゃないかと思っています」
介護職の魅力を伝え人手不足を解消するマンジョットさんの活動は、あすも続きます。
(「イット!」 7月3日放送より)