イスラエル軍は少数派のイスラム教ドルーズ派を保護する目的だとして、シリアの首都ダマスカスにある暫定政府の国防省などを空爆しました。
イスラエル軍は16日、ダマスカス中心部の暫定政府の軍司令部などを攻撃したと発表しました。
イスラエルが保護するイスラム教ドルーズ派への攻撃を指揮した拠点だとして、攻撃を正当化しています。
シリア国営通信によりますと、この攻撃で3人が死亡、34人が負傷しました。
シリア南部では、13日からドルーズ派と遊牧民の武装勢力が衝突し約250人が死亡していて、シリア暫定政府は現地に軍を派遣しています。
これに対し、イスラエル軍はシリア軍がドルーズ派を攻撃しているとして空爆を続けるなど、事態の沈静化は見通せていません。