7月16日の夏の高校野球岩手県大会は、15日に雨で順延になった2回戦6試合が行われました。
甲子園出場経験を持つ実力校同士の対決は、1点を争う白熱した試合となりました。

千葉梨々花アナウンサー
「直前まで降っていた雨は選手たちの思いにより晴れました。きょうは春の大会3位の強豪、専大北上が登場です」

1回戦で11得点をマークした大船渡と、第3シードの専大北上の試合は、投手戦になりました。

大船渡の先発は新沼、持ち前の制球力で丁寧にコースをつき、相手打線に的を絞らせません。

対する専大北上はサウスポーのエース・秋山が多彩な変化球を効果的に使い毎回のように三振を奪います。

新沼と秋山、両投手が力を発揮しスコアボードにはゼロが並びます。

先にチャンスをつくったのは専大北上でした。
8回、相手のエラーも絡みノーヒットで3塁1塁として、打席に立った1番・下坂がエースの力投に応え待望の先制点を奪います。

専大北上はさらにチャンスを広げ2アウト満塁としますが、大船渡は代わってマウンドに上がったエースナンバーを背負う熊谷航が踏ん張り追加点を許しません。

その直後、大船渡が反撃します。

先頭バッターの5番・佐藤侑紀が、この試合両チーム通じて唯一のツーベースヒットを放ちます。

しかし専大北上の秋山は圧巻のピッチングを貫きました。
許したヒットはわずか2本、12個の三振を奪う快投を見せ緊迫した投手戦を制しました。

専大北上 秋山幸輝投手
「エースとして抑えてやる、という気持ちでいい結果が出て良かった。(専大北上は)粘り強さが力なので生かしていきたい」

続く第2試合は第4シード・盛岡誠桜と北桜が対戦しました。

盛岡誠桜は初回に先制すると、3回に5本のヒットを集め一挙8得点。
ともに校名に「桜」が入ったチーム同士の対決は、盛岡誠桜が勝利しています。

第3試合の盛岡一と福岡の伝統校同士の対決は、盛岡一高が制しています。

<試合結果:きたぎんボールパーク>
専大北上 1‐0 大船渡
盛岡誠桜 12‐4 北桜
 ※7回コールド
盛岡一 3‐1 福岡

花巻球場では、一関二高と盛岡商業が勝利しました。
盛岡三高もベスト16入りです。

<試合結果:花巻球場>
一関二 10‐2 水沢商
盛岡商 3‐2 盛岡北
 ※延長10回
盛岡三 11×‐1 千厩
 ※6回コールド

(岩手めんこいテレビ)

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