活発な噴火活動が続く霧島連山の新燃岳について気象庁の検討会は、2011年のマグマ噴火と同じ推移をたどるかについて「現時点では予測は難しい」としました。

高原町役場から新燃岳を見た16日午後6時すぎの映像です。

雲がかかり、噴煙の様子は確認できませんが、気象台は16日午後3時に「連続噴火は継続していると見られる」と発表しました。

16日午後4時までに火口直下を震源とする火山性地震は8回、地下のマグマやガスの動きを示す火山性微動は14回観測され、活発な噴火活動が続いています。

こうした中気象庁では今後の活動状況などについて火山の専門家などが検討する会議が開かれました。

この中で専門家は「2011年に起きたマグマ噴火と同じ推移をたどるか、現時点での予測は難しい」としました。

また、噴火当初からマグマが関与していた可能性も指摘され、そのうえで「火山ガスの量などのデータに着目すべき」との意見も出されたということです。

15日に気象庁が行った新燃岳北側の現地調査でも1日あたり1600トンの火山ガスの放出が確認され、非常に多い状態が続いています。

テレビ宮崎
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