長野市の温泉施設で、野生のカモが子育てに奮闘中です。すくすく育つヒナは22羽。庭中を飛び回り、温泉客を癒やしています。
おぼえたての泳ぎで水遊び。こちらはヨチヨチ歩いて探検中!マガモの子どもたちが夏を満喫しています。
ここは、長野市の温泉施設「松代荘」。玄関を入ってすぐ、ロビーの大きな窓に面した中庭で、今年も野生のカモが子育てをしています。
カモが飛来するのは3年目。今年は2家族が卵を産み、5月下旬から6月上旬に16羽が生まれました。
黄金の湯 松代荘・鈴木晃副支配人:
「春になると、そろそろ飛来するかと待っていて。たまに池の方を見たりして、夏の風物詩になってきた」
およそ300平方メートルの広々した中庭。四方を建物で囲まれ、猫などの天敵も入ってきません。
客:
「きたきた!」
茂みの下から現れた親子。母親は人を警戒しますが、子どもは無防備です。
客:
「かわいいね~。やっぱり親の後をついて歩くんだなってよくわかりました。人見知りしないで(近くに)来たのがびっくり」
さらにその後―。
黄金の湯 松代荘・鈴木晃副支配人:
「『なんか、もう1家族いるぞ』って(スタッフから)聞きまして」
11日の中庭。6月下旬、さらに6羽が生まれ、ヒナは22羽になっていました。もう1家族増え3家族の大所帯です。
3週間前、小さかったあのヒナたちも大きく頼もしくなりました。お母さんが見守るなか、大中小の子どもたちが自由に遊んでいます。
黄金の湯 松代荘・鈴木晃副支配人:
「8月くらいまでは(ヒナの)飛ぶ練習も見られると思いますので、よろしければ皆さん見にきていただければ」