長崎電気軌道は、路面電車の運賃の支払いにことし秋ごろからタッチ決済を試験的に導入すると発表しました。
タッチ決済はクレジットカードやスマートフォンを専用端末にかざして運賃を支払うことができるシステムで、ことし秋ごろから路面電車全線で試験導入されます。
現在、支払いは現金と「nimoca」などの交通系ICに限られていますが、利用客の用途にあわせて、支払い方法を選べるようになります。
試験導入は2026年3月までの予定で、期間中にタッチ決済を利用すると混雑緩和を目的としたオフピーク割引きや、運転免許を返納した高齢者を対象にした割引きなどを受けられるということです。
長崎電気軌道 中島典明 社長
「キャッシュレスがどんどん広がっていけば、色んなお客さまのニーズによった手段を選ぶようなかたちで今後も進めて行きたい」
長崎電気軌道は実証実験の結果を見て、本格導入を検討するとしています。