京都アニメーション放火殺人事件で死刑判決が下された青葉真司死刑囚(47)の控訴取り下げを、大阪高等検察庁が有効とする意見書を裁判所に提出する方針を固めたことが分かった。
青葉真司死刑囚(47)は、2019年、京都アニメーションの第1スタジオに火をつけ、36人を殺害した罪などに問われ、1審で死刑判決が言い渡された。
青葉死刑囚は、ことし1月に控訴を取り下げ、死刑が確定したが、その後、弁護人が取り下げを無効とするよう申し入れ、大阪高裁で検討されている。

関係者によると、大阪高検は、精神科医の意見を踏まえ、控訴取り下げを「有効」とする意見書を、この秋にも大阪高裁に提出する方針を固めたことが分かった。
1審で青葉死刑囚は、妄想性障害があるものの責任能力は認められていて、取り下げが「正常な判断」でなされたかどうかが争点となる見通しだ。
(関西テレビ「newsランナー」2025年7月15日放送)
