富山県内の最低賃金の改定に向けた今年度の審議が始まりました。
今回の改定で県内の最低賃金は1000円を超える見込みです。
最低賃金は都道府県ごとに定められていて、15日開かれた審議会では、富山労働局の小島悟司局長から審議会の会長を務める富山大学の柳原佐智子教授に最低賃金の改定について問う諮問書が手渡されました。
県内の最低賃金は去年10月に見直され、これまでより50円引き上げられて998円となり、2021年度から4年連続で過去最大となっています。
全国平均は1055円で、最も高い東京都では1163円と都市部との差は依然として大きい状況です。
改定額は8月上旬に取りまとめられ、10月以降に適用される見通しです。
今回の改定によって、県内では最低賃金が初めて1000円を超える見込みで、最終的にどの程度の引き上げとなるのか注目されています。