海底に風車を固定する着床式洋上風力発電の地盤の安定させるため、資材などを調達する新しい会社が秋田県男鹿市に設立されました。
男鹿市に誘致されたのは「JFE商事秋田オフショアマテリアルズ」で、11日は、佐藤啓社長と菅原広二男鹿市長が立地協定を結びました。
JFE商事秋田オフショアマテリアルズは、洋上風力発電向けの資材の製造・販売に協力するJFE商事と男鹿市の石材・建設会社など8つの企業で構成され、主に風車の根もとに設置する「洗掘防止材」を作ります。
洗掘防止材は、石を使った「おもり」のようなもので、波や潮で海底地盤が削られ風車が傾いてしまう現象を防ぐ製品です。
材料にはJFEグループが提供する人工石と男鹿市で採掘される天然石が活用され、地元企業と連携し袋に詰めて輸送します。
営業は2026年4月に始める予定です。