生薬の栽培に取り組んでいる秋田県美郷町で13日、薬用植物の苗植え体験が行われました。
美郷町は、漢方薬メーカーなどで組織する「東京生薬協会」と協力して、11年前から薬用植物の栽培に取り組んでいます。
13日は、地域の住民や協会の関係者など約50人が集まり、樹皮が腹痛などを和らげる効果があるとされる「ホオノキ」の苗木100本を植えました。
東京生薬協会 藤井隆太会長:
「日本は高齢化、人口減と言われている。私たちの生薬原料、生薬製剤は必ず役に立つ。しっかりと原料を含めて供給責任をやっていくのが責任だと思っている」
苗木が生薬として使えるようになるには15年以上かかります。
参加した人たちは、立派なホウノキに育つよう、願いを込めながら土をかぶせていました。