去年5月、栃木県に住む男性から現金100万円をだまし取った疑いで自称・不用品買取業業の男が再逮捕されました。
特殊詐欺(オレオレ詐欺)の疑いで再逮捕されたのは、住所不詳・自称不用品買取業の男(27)です。
男は氏名不詳の者らと共謀のうえ、去年5月29日、氏名不詳の者が栃木県矢板市に住む80代の男性の自宅に、男性の息子などを装って電話をかけ、「バッグを盗まれてしまった」「中には仕事で必要な500万円の約束手形が入っていた」「上司が代わりに用意してくれたが、自分もいくらか手伝いたい」「お金が用意できたら取りに行く」
などとうその電話をかけ、現金が至急必要であると信じ込ませました。
その結果、男性に現金100万円を自宅内に置かせたうえで外出させ、不在の間に氏名不詳の者が自宅に立ち入り、現金をだまし取った疑いが持たれています。
警察によりますと、すでに検挙している別の特殊詐欺事件の突き上げ捜査で男の関与が発覚。共犯グループには「受け子」「管理役」「管理役のグループリーダー」などの役割があり、男は「受け子管理役グループ」に報酬を支給する役割だったということです。
警察は組織的な犯罪とみて、男の認否を明らかにしていません。