東京電力・柏崎刈羽原発の再稼働に向けた動きが慌ただしさを増していますが、こうした中、7月11日、東京電力と柏崎市消防本部が火災を想定した合同訓練を行いました。

柏崎刈羽原発7号機のタービン建屋で11日に行われたのは、東京電力と柏崎市消防本部による合同の消防訓練です。

柏崎市消防本部や東京電力の職員44人が参加したこの日の訓練は震度6強の地震によって7号機の発電機と低圧タービンをつなぐ設備から出火したことを想定して行われました。

訓練ではまず、屋外に設置された防火水槽から消防のポンプ車を使ってタービン建屋の外壁にある接続口にホースを接続。

その後、消防隊員などが実際に建屋内に入り現場の状況を調べながら消火していく手順を確認していきました。

【柏崎市消防本部 藤巻久士 消防署長】
「訓練を通じて、連携が取れるような体制を構築していきたい」

【東京電力HD柏崎刈羽原子力発電所 石崎泰央 安全総括部長】
「活動に参加したメンバーがまたそれぞれ変わっていくので、変わっていっても、このように対応できるように教訓を伝えていくということが大事だなと考えている」

再稼働をめぐる議論が加速していく中、東京電力は有事に備え、柏崎市消防との連携協を図るため、今後も訓練を行っていく予定です。

NST新潟総合テレビ
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