高校バレーボールの強豪校が全国から集まって実力を競う「横手わか杉カップ」が、11日から秋田県横手市で始まりました。7月下旬にインターハイに出場する8校が熱戦を展開。秋田の絶対王者・雄物川も登場です。
横手わか杉カップは、全国から選抜された高校男子バレーボールの強豪校8校が、予選リーグとトーナメント戦で争う大会です。
開会式では、雄物川の長井慶介主将が「全国の強豪校と熱いプレーを繰り広げることを誓います」と選手宣誓しました。
11年ぶり2回目の優勝を狙う雄物川の初戦の相手は、兵庫・市立尼崎です。
第1セットは、2枚看板の高橋翔太朗のスパイク、佐々木悠成の速さのあるスパイクなどで互角の戦いを演じます。
しかし中盤以降、相手の高さやスピードにかき回されると5連続ポイントを許し、このセットを25対21で落とします。
巻き返したい第2セットは、セッター長井の正確なトスに高橋、佐々木の両サイドからの攻撃が機能します。
まずは右から高橋。この試合初めてリードを奪うと、左から佐々木も続き、連続ポイントで差を広げます。
このまま突っ走りたい雄物川でしたが、最後は粘り切れず、セットカウント2対0で初戦を落としました。
続く東海大学付属札幌にはセットカウント2対0で勝ち、初日を1勝1敗で終えています。
雄物川高校・長井慶介主将:
「ここでインタ―ハイに出場するチームと対戦できるのは貴重な機会。優勝を目指して戦って、そこで見つかった課題を修正できるようにしたい」
大会は横手市の雄物川体育館で13日まで続きます。
なお、雄物川は7月29日、島根県で開催されるインターハイで宮崎県の都城工業と対戦します。
(※高橋翔太朗選手の「高」は「はしご高」)