高速道路などで工事や保守・点検を行う作業員が安全対策について学ぶ講習会が10日、鳥取県大山町で開かれました。

夏の暑い時期、ぼーっとしてしまう運転手さんなどもあります。突っ込んできたらどこに逃げるのか、常に考えて交通規制を実施する。

大山町で開かれたこの講習会は、2025年5月に鳥取市の山陰道青谷IC付近で、工事に伴う通行規制を知らせる看板を設置していた作業員が車にはねられ死亡した事故を受けて初めて開かれ、高速道路などで工事や保守・点検に携わる県内の民間業者の作業員約70人が参加しました。

講習会では、県警の高速道路交通警察隊の隊員が、減速や停止・車線変更をドライバーに指示する旗の振り方を実演したあと、片側2車線の道路で事故が発生し、1車線を閉鎖する想定で、作業中の安全を確保する手順について説明しました。

参加者:
自分らも道路上で作業することがあるので、参考にしながら安全に作業したい。
規制の概要がよく分かって勉強になりました。

鳥取県警高速道路交通警察隊 石田裕太警部補:
高速道路は人がいないというところがあるかもしれません。ただ現場で作業される方もおられますので、その点を思いながら運転に集中していただきたい。

警察は、ドライバーも高速道路上で作業をする人がいることを念頭において、運転してほしいとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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