櫃田優果記者:
おととい(9日)の倒木による事故を受け、こちらの通学路近くでは危険木の伐採作業が始まりました。
9日に遊歩道脇の木が倒れ、巻き込まれた中学生がけがをする事故が起きた米子市の東山公園。現場近くでは他にも倒れるおそれのある樹木が見つかり、11日に伐採作業が行われました。
伐採作業が行われたのは、9日に倒木が確認された米子市の東山公園です。
11日午前9時すぎ、前日の緊急点検で見つかった倒れるおそれのある樹木5本を、市から委託を受けた業者などがチェーンソーを使って切り落としていきました。
伐採された樹木は、大きいもので幹回り約1メートル20センチ、9日に倒れていた樹木より大きいものもありました。
ここ東山公園では、9日に幹回り約90センチの「コシアブラ」の木が倒れ、自転車で通学中だった中学生1人が巻き込まれて、腕や腰を打撲するけがをしました。
木の根元が腐っていたのが倒れた原因とみられることから、市は10日に現場周辺の樹木の緊急点検を実施。その結果、触診などで調査した樹木19本のうち、5本に腐食や空洞などの異常が見つかり、市は安全確保のために伐採しました。
米子市都市整備課 本干尾崇史課長:
けがをされた方に関しては改めておわび申し上げたいと思います。状態の悪い樹木につきましては伐採を行いまして安全を確認した上で(今後)定期的に点検を実施していくということを考えているところでございます。
市はほかに倒れるおそれのある樹木がないか定期的に点検するとしています。
また事故を受け、市立小中学校34校対し、校内や通学路などに倒木の危険がないか確認を求め、今後、必要があれば改めて伐採など対応を検討することにしています。