乳児の股関節が外れてしまう乳児股関節脱臼の早期発見につなげるため、沖縄から始める取り組みについてのシンポジウムが7月12日那覇市で開催されます。
赤ちゃんの股関節が外れる「乳児股関節脱臼」は、乳幼児の100人に1人の割合でみられ、放置すれば歩行障害になるおそれがあります。
抱っこの仕方で改善することもあり、早期の発見と治療が重要ですが、従来の検診では見落とされるケースもあります。
世界的には超音波・エコーを使った検査が推奨されていて、沖縄県立南部医療センターや東京大学大学院の医師たちなどが研究チームを結成し、新生児訪問で超音波による検査に取り組みます。
沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 小児整形外科 金城健部長:
赤ちゃんや家族の負担が減りますので、それが一番大事なことだということで取り組んでいます
この取り組みについてのシンポジウムが12日なはーとで開かれるにあたり、医療関係者などの参加を呼びかけています。