11日まずは、熱戦が続く夏の高校野球佐賀大会。シード校・佐賀北と鳥栖商業の一戦は、1点を争う白熱の好ゲームに。試合を決めたのは、エースのスクイズでした。

【吉冨綾花リポート】
「県大会優勝経験のある2校の試合がこれから始まります。応援席には『絆』の文字が書かれた千羽鶴。選手とマネージャーが一丸となって試合に挑みます」

鳥栖商業の初戦の相手は、第3シードの佐賀北。
失点を抑え、ロースコアに持ち込みたい鳥栖商業は、3年生の幾度が先発のマウンドへ。
しかし初回、鳥栖商業はいきなり得点圏にランナーを背負うと、佐賀北の4番宮崎。センターへのタイムリーヒットを浴び、苦しい立ち上がりとなります。
追いかける鳥栖商業は3回、2アウトランナー無しから3番吉田がライトへのツーベースヒットでチャンスを作ると…バッターはこちらも4番の酒井。センターに弾き返すと、ランナーの吉田がホームへ。
佐賀北に食らいつき、同点に追いつきます。

しかし、簡単に流れを渡さないシード校の佐賀北。
エース・稲富は最少失点で粘りのピッチングを見せます。
1対1で迎えた6回表、佐賀北はヒットと盗塁などで1アウト1塁3塁とすると、ピッチャーの稲富がセーフティスクイズ。2対1と、自らのバットで勝ち越しに成功します。
その後、稲富は鳥栖商業の打線を1失点に抑える完投勝利。シード校の意地を見せた佐賀北が白熱の投手戦を制し、3回戦進出を決めました。

【佐賀北高校 山口真仁選手】
「去年、2年生が結構チームの足を引っ張ってしまって夏負けていたので、その3年生への恩返しと思って臨んだ。ぎりぎりの試合でなんとか次につなげたことがとても嬉しい」

Q.試合中どんな言葉を掛け合っていた?
「12番の古賀碧志からは絶対大丈夫って言われて、自分は絶対に勝てるってずっと声を掛け合っていました。」

このほかの試合結果です。
第2試合の小城対鹿島は小城が8対3で勝利し、3回戦進出を決めています。
第3試合の唐津工業対佐賀学園は佐賀学園が5対2で逆転勝利です。

サガテレビ
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