愛媛県松山市の城山で土砂崩れが発生し親子3人が犠牲になった災害から12日で1年です。「1年経っても市の対応は不十分」。被災したマンションの住民らが11日、説明会の再度の開催などを求めて市に約90人分の署名を提出しました。
有志の代表:
「多くの人が参加する説明会を希望します。個別に住民が分断されてしまうと、一人の力では言いたいことも言えず、説き伏せられたようになることを懸念しています」
松山市に要望書を提出したのは、に松山城の城山で起きた土砂崩れで被災したマンションの管理組合。松村崇史理事長ら5人が訪れ、公務で不在の野志市長に代わり市の幹部が対応しました。
理事長らは要望書とともに、今回初めて住民66世帯中48世帯から集めた約90人分の署名も提出しました。
1年前に発生した城山の土砂崩れでは、ふもとに住む親子3人が命を落とし、周辺の住宅やマンションにも土砂が押し寄せ被災しました。
要望書では、直接ではないものの影響を与えた一因として指摘されている緊急車両用道路について、外部の専門家も参加する再検証と改めて住民説明会を開くことなどを求めています。
マンションの管理組合・松村崇史理事長:
「いま思い出すのが1年前の朝ですね。すっごい音でびっくりして起きて、それを今でも思い出します。1年経っても市の対応は不十分とみんな考えています。みんなの意見を本当に聞いてもらいたい。その願いで」
また、野志市長が10日に土砂崩れの犠牲になった3人の自宅があった場所で献花したことには「複雑。言い方悪いかもしれんけど、パフォーマンスはやめてもらいたい」と厳しい意見を明かしました。
住民の願いは届くのか。土砂崩れの発生から12日で1年です。
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